CASE3. 改修した空き家に暮らす幸せ家族をご紹介![四万十町]
改修した空き家に暮らす幸せ家族をご紹介![四万十町]
やりたいことがいっぱい!
ずっと、暮らしたい場所を見つけました
2020年、東京から大豊町での仮住まいを経て、四万十町西部の十和地域へ移住した塙さんご家族は、町の中間管理住宅の平屋の古民家を借りて暮らしています。
「子育てをするなら自然の多い場所がいい。東京で働いていた頃から、林業に興味があったことや、双方の両親が四国に住んでいることも後押しとなりました」と話す賢治さんは、高知県林業大学校で1年間学んだ後、高知県に定住して林業に携わることを決心しました。
町内の企業組合への就職も決まり、近隣地域で家探しをしていたところ、中間管理住宅の存在を知ります。「この家を見るなり、即決。初期費用も少なく抑えられて助かりました」と話す賢治さん。明治時代に建てられたという古民家らしい外観とは対照的に、室内にはシステムキッチンやユニットバス、温水洗浄機能付き水洗トイレなどが完備され、快適に整えられていました。
妻の英理加さんは、高台に立つこの家で、東京にいた頃よりも快適な毎日を過ごせていると話します。「音がまったく気にならない環境です(笑)。ご近所の方がすごく親切にしてくれて、程よく気にかけてくれるので寂しくないですし」と毎日が楽しそう。娘さんも、大自然の中で日々のびのびと育っています。
ドラマ「北の国から」に憧れる賢治さんは「いつか自分の手でログハウスを建てたい」と、未来への想像に胸躍らせています。「今、田舎暮らしを考えている人は多いと思います。家を買うにしても建てるにしても、僕らのように、まずは賃貸で住みながらじっくり検討すれば失敗は少ないはず」。塙さんご一家にとって、大満足の家に出会えたようです。
中間管理住宅とは?
市町村が空き家を借り上げ、改修して貸し出すもの(改修費は市町村などが負担)。
四万十町の場合、入居希望者は月1万円台~3万円台の家賃できれいな家に最長12年間暮らせ、所有者には改修済みの家が12年後に返還される。
市町村によって中間管理住宅の有無や家賃・借り上げ年数などが異なるため、詳細は地元の市町村窓口にお問合せを。
最終更新日 2022年07月25日