CASE1. 新しい家族の住まいとして、カフェとして［大月町］

もともと、息子さん宅での同居に際し、この地を離れることになった持ち主が売り出した古民家を、約20年前に河原木さんが入手。手放すことを決意した8年ほど前、だれかに譲るなら住める程度にとリフォーム開始。その後、2～3年が経過してから橋本さんが買主に決まりました。

ポンッと背中を押してくれるきっかけ。
それって何でしょうねえ

河原木憲彦さん

竜ケ迫の自遊学校（宿泊施設）管理者として、約30年前から学校内に住居を構える河原木さんが、こちらの古民家を買ったのは約20年前。家は使っていたものの、人が住んでいない家の管理は大変でした。

河原木さんは、思い切って大月町役場の担当者に相談。具体的な解決法や助成を示してもらいます。さっそく、町の費用補助を利用して修繕開始。おかげで、移住相談員の案内で見に来た橋本さんは即決。すぐに住むことができました。

考えれば考えるほど、具体策が明確でなく、アレコレややこしいことばかり。そんな空き家の行く末について、解決をとりあえず先延ばしにしている人も多いはず。河原木さんにとっては、市町村役場に相談することが、一歩を踏み出す大きなきっかけになりました。

ご近所との信頼関係を大事に。
移住当初、地域の行事に積極的に参加しました！

橋本信幸さん　千葉県出身

2016年に、大月町の地域おこし協力隊に就任した橋本さんが移住したのは大月町竜ヶ迫地区。現在は大月町の移住相談員兼カフェオーナーを務めています。

「この風景とこの家を見た瞬間、ワクワクが止まらなくなっちゃった」と笑う橋本さんにとって、ここは美しい自然と食の宝庫であり、無限大の可能性を感じる場所でした。

「今も自遊学校の管理者であり、この家の売主であり、今後も心強いアドバイザー」と河原木さんを慕う橋本さんにとって、夢はゲストハウスオープン。実現は近い未来です。

最終更新日 2022年07月25日